東京都の中島高志都技監は建設業の時間外労働上限規制の適用を巡り、建設局で「来月から足場工などの一部の工種で歩掛と日当たり施工量を改定する」と明らかにした。9月26日の東京都議会本会議で菅野弘一氏(都議会自由民主党)の代表質問に答えた。
中島都技監は答弁の中で、時間外労働の抑制に向けて「現場の実態により即した工事の積算を行うことが重要」との認識を示した。国土交通省が2023年度に一部工種で土木工事標準歩掛を改定し、「作業前の指示や後片付けなど、実作業以外についても就業時間に含むものとした」ことを踏まえ、建設局でも同様の対応を講じる方針だ。
提供:建通新聞社