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建通新聞社(東京)
2023/08/22

【東京】京急、JR東が品川駅街区地区に複合ビル

 京浜急行電鉄とJR東日本は品川駅西側の「品川駅街区地区」(港区高輪3丁目、港南2丁目)に複合ビルを新築する。京急が同地区の南街区で総延べ床面積20万平方b超、JR東が北街区で延べ床面積約16万5000平方bの建築物を計画。2025年度から工事を進め、30〜36年度に順次完成する見通し。それぞれ港区の環境影響調査実施要綱に基づきまとめた環境影響調査計画書で示した。
 品川駅街区地区は鉄道と国道15号に挟まれた南北に延びるエリア。UR都市機構が土地区画整理事業(19〜37年度)を実施している。
 事業者ごとに計画を見ると、京浜急行電鉄は品川駅街区地区の南街区(敷地面積約1・8f)を「南―a」(約1・73f)と「南―b」(約0・15f)に分けて総延べ床面積20万平方b超の建築物を建設。このうち南―aの建築物を延べ床面積約20万1000平方b・高さ約150bとし、事務所や宿泊施設、店舗、集会場、駅施設、駐車場、駐輪場などを収める。また、南―bの建築物は延べ床面積約8300平方b・高さ約47bで、店舗や事務所、駐車場、駐輪場などを置く。
 地域冷暖房施設や帰宅困難者の一時受け入れ施設、屋上広場などの設置も計画している。
 25〜36年度に南―aの新築工事を進めつつ、その間の30〜32年度に南―bの新築工事を行う予定。日建設計(千代田区)への業務委託を通じて環境影響調査計画書をまとめた。
 一方、JR東日本は品川駅街区地区の北街区(敷地面積約1・5f)に延べ床面積約16万5000平方b・高さ約150bの建築物を建設。事務所や店舗、駅施設、駐車場などを配置する。デッキレベルの歩行者動線を整備して国が国道15号の上空に架けるデッキなどと接続させる他、南街区の地域冷暖房施設から空調の熱源を供給してもらう。
 25〜30年度の新築工事を予定。JR東日本建築設計(渋谷区)と日本設計(港区)のJVに環境影響評価計画書の作成業務を任せていた。提供:建通新聞社