東京農工大学は府中キャンパスに整備する「西東京国際イノベーション共創拠点」の実施設計業務を、香山建築研究所(文京区)と計画・環境建築(千代田区)、環境エンジニアリング(千代田区)の3社JVに委託する。簡易公募型プロポーザル方式で委託先に選んだ。3階建て延べ床面積約3200平方bの建物を建設し、実証実験スペースやオープンラボなどを設ける計画。工事は建築と設備を一括し、9月中に一般競争入札(WTO政府調達協定対象)を公告して12月に入・開札するスケジュールを想定している。
建設場所は府中キャンパス(府中市幸町3丁目)の国分寺街道沿い。実施設計の与条件などを見ると、鉄骨造または木造の3階建てで延べ3212平方bの建物とし、1階にロボットキッチンや地域住民参加型で開発する食品の実証実験スペースなど、2階にオープンラボや西東京3大学(東京外国語大学、東京農工大学、電気通信大学)の共創空間などを配置する。2024年1月中旬〜25年1月中旬の工期で建設する予定でいる。
今回の業務は建築と建築設備の実施設計が内容で、24年1月12日までに完了させる。プロポーザルには4者が参加した。
6月28日時点の工事発注見通しによると、建物は木材を使用した鉄骨造3階建ての教育・研究施設1棟。発注規模が6億円以上のWTO対象工事で、第2〜第3四半期に一般競争入札(工種・建築一式)の手続きを進めることになっている。
提供:建通新聞社