トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(東京)
2023/07/20

【東京】都 第二桃園川幹線 95・5億で大成に

 東京都下水道局は「第二桃園川幹線その3工事」の落札者を大成建設(新宿区)に決めた。7月19日にWTO一般競争入札を開札した結果、調査基準価格を下回った1〜10番札の応札者が調査票などの提出を辞退したため、11番札の95億5038万円(税抜き、以下同じ)で応札した同社を落札者とした。第二桃園川幹線(杉並区〜中野区)の下流側区間に、泥土圧式シールド工法によって内径4250_、延長約3`の管渠を建設する。工期は870日間。
 第二桃園幹線は既設の桃園川幹線の能力を増強し、流域の浸水被害を軽減するため整備する延長約7`の管渠。現在、上流側の延長約4`を建設中で、今回の工事で残る延長約3`を整備する。上流側の工事で設ける蚕糸の森公園(杉並区和田3丁目)の立坑から発進し、大久保通りをメインルートに中野区内を東方に掘り進め、山手通り近傍の同局用地(中野区中央1丁目)に立坑を設けて到達させる。極東技工コンサルタント(台東区)が実施設計を手掛けた。
 2022年10月に公告したものの、設計内容の見直しを理由に同年12月に取り下げた再公告案件。今回の入札に当たり、工事発注規模価格帯を引き上げるとともに工期を繰り延べた。7JV・14社が申し込み、1〜10番札の5JV・5社が調査基準価格を下回った。事後公表した予定価格は103億1277万円、調査基準価格は95億4122万円(設定率92・5%)。大成建設の落札率は92・6%だった。提供:建通新聞社