東京都財務局建築保全部は2023年度に委託する業務のうち、練馬児童相談所(仮称)一時保護所の新築や高校3校の改築などに伴う基本設計5件の発注にプロポーザル方式を採用する。関連して武蔵丘高校と東大和高校を改築するため行う地盤調査などを実績評価型総合評価方式の対象とする。工事では、設備を中心に24件で技術実績評価型総合評価方式を適用する方針だ。
プロポーザル方式で委託先を決める業務5件は▽練馬児童相談所(仮称)一時保護所新築▽武蔵丘高校改築▽東大和高校改築▽農業高校改築▽小山児童学園改築―に伴う基本設計。このうち練馬児相一時保護所と農業高校、小山児童学園を提案評価重視型、武蔵丘高校と東大和高校を成績評価実施型とし、それぞれのタイプに基づいて技術提案書を評価する。
また、実績評価型総合評価方式の対象業務は4件。高校改築に向けた地盤調査2件の他、都庁舎のビル管理設備更新と東部公園緑地事務所の改修・増築に伴う実施設計が含まれている。
技術実績評価型総合評価方式を適用する工事24件は空調が8件、電気が7件、建築が6件など。社会福祉施設の移転先新築や大田合同庁舎(仮称)改築の電気工事と空調工事、西部公園緑地事務所の改築や板橋倉庫の新築に関わる建築工事などがある。
提供:建通新聞社