UR都市機構は三鷹駅の南口にある3団地の建て替えに着手する。三鷹市下連雀3丁目地内に立つ▽三鷹駅前第一市街地住宅(50戸、1963年度管理開始)▽三鷹駅前第二市街地住宅(22戸、63年度管理開始)▽三鷹駅前第三市街地住宅(80戸、65年度管理開始)―の合計152戸で、市とともに周辺エリアを含む再開発を検討中。市が2月にまとめた基本プランを踏まえて計画を具体化し、早期の都市計画決定を目指す見通しだ。
建て替えに着手する今回の3団地は低層部に東急ストアなどの店舗が入居。UR賃貸住宅のストック活用・再生ビジョン(2019〜33年度)では「土地所有者等への譲渡、返還等」を行う団地(22年3月末現在)となっている。
一方、隣接して保有する文化劇場跡地などを含む「三鷹駅南口中央通り東地区」の約1・5fを対象に、三鷹市と再開発を検討。市は2月にまとめた基本プランで、住宅、商業、公益(イベントホール、文化)の各機能や広場、バス発着所などを設ける「子どもの森」の整備を提唱した。UR施行の第1種市街地再開発事業や、複数の街区に分けての段階的な整備などを想定している。
また、市は23年度に再開発での整備を予定する「多文化共生センター(仮称)」の基本方針を策定する考え。
提供:建通新聞社