三河島駅前北地区市街地再開発準備組合は2月7日付で東京都から本組合設立の認可を受ける。住宅や商業・業務施設、多目的アリーナなどが一体となった43階建てで延べ床面積約9万平方b超のビルを新築する計画。2024年に権利変換計画認可を受けて同年12月の工事着手、28年3月の完成を目指す。総事業費約457億円を投じる。
施行エリアは荒川区西日暮里1丁目地内の約1・5fで、JR常磐線三河島駅の駅前に位置。老朽化した木造建物が多く、土地の有効活用ができていないため、再開発によって駅前にふさわしい市街地の形成や地域の防災性向上などにつなげたい考えだ。
再開発ビルの規模は地下1階地上43階建て(高さ約160b)で、延べ床面積約9万1297平方bを想定。住宅をメインとし、低層部に商業・業務施設を整備する。また、2階レベルに多目的アリーナを配置することで、水害が起きた際の避難スペースとしても活用できるようにする。
敷地の外周部には歩道状空地を設けて無電柱化を推進。広場の整備や緑化も実施して駅からの歩行者動線を円滑化するとともに、地域の憩いの場となる環境を創出する。
事業協力者には三井不動産レジデンシャルと野村不動産、三菱地所レジデンスが参画している。
提供:建通新聞社