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建通新聞社(東京)
2022/12/23

【東京】都 空堀川上流雨水幹線 発進立坑は森本組

 東京都下水道局は「空堀川上流雨水幹線立坑設置工事」の施工者を森本組に決めた。12月21日に低入札価格調査制度を適用した希望制指名競争入札を開札。調査基準価格を下回った9番札までの応札者が失格基準に該当したり、調査票の提出を辞退したりしたため、10番札の4億0362万5000円で応札した同社を落札者とした。初弾区間約2`(東大和市)の管渠建設に向け、工期320日間でシールド発進立坑を築造する。
 空堀川上流雨水幹線は空堀川上流右岸の浸水被害を軽減するために整備。立川市、武蔵村山市、東大和市の各一部に降った雨水を取り込んで、空堀川に流す内径2000_台〜4000_程度、延長約9・5`の管渠とする計画だ。
 初弾区間は東大和市向原1〜3丁目の内径3250_、延長約2`。今回の工事で上仲原公園(向原1丁目)に発進立坑を設け、続く管渠工事で周辺の道路下約15〜20bを泥土圧式のシールドマシンで掘り進めるとともに、向原西公園(向原3丁目)に到達立坑を設けてつなげる。実施設計はトップライズ(中央区)が担当した。
 立坑設置工事の入札には41社が参加を希望。うち37社を指名した中で、23社が応札した。事後公表の税抜き予定価格は4億3981万円、同調査基準価格は4億0221万円(設定率91・4%)で、森本組の落札率は91・7%だった。
 管渠の工事は別途、2023年1月に「空堀川上流雨水幹線工事」と題して一般競争入札を公告する予定でいる。一般土木の競争参加有資格者を対象とした工事発注規模価格帯が50億円以上70億円未満のWTO対象案件で、工期は700日間。提供:建通新聞社