品川区は12月19日、第11回新庁舎整備基本構想・基本計画策定委員会を開き、新たに区長に就任した森澤恭子氏に答申書を手渡した。森澤区長は「新庁舎の建設を通じ区の未来を俯瞰(ふかん)した一体的なまちづくりを行いたい。今後は答申書の内容を踏まえ、基本計画を策定し、設計の段階に入る」と発言した。
策定委員会は今回の第11回で最後となり、基本計画を策定した後、設計の発注準備に取り掛かる。併せて、2023年度予算に事業費を盛り込むとしている。発注方式は従来方式を採用し、設計と施工、維持管理を分離して事業者と契約。22年度中に設計業者を選定するプロポーザルを公表し、23年度に基本設計に取り掛かる。
新庁舎の想定規模は延べ6万平方b、事業費は400億円以上を見込む。
提供:建通新聞社