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建通新聞社(東京)
2022/12/15

【東京】奥多摩駅東側に新庁舎

 奥多摩町庁舎建設委員会(松本祐一委員長)は、JR青梅線の奥多摩駅東側を庁舎建設候補地として選定し、松本委員長が師岡伸公町長に中間答申書を提出した。また、第4回庁舎建設委員会で新庁舎建設基本計画策定支援を担当するシェルターを交え、庁舎の構想や事業費について検討した。
 敷地面積7312平方bの候補地は坂道があり、踏切を挟んで入り口部分が狭く、車を利用する場合、現状では回り道をすることも考えられるため、関係者との協議を進めていく。
 事業費は、用地取得費や補償費などを含め上限を30億円と見込み、事業手法は分離発注方式の採用を予定している。建物の構造は地域の産業振興や地球温暖化防止、自然災害防止などの観点から、地域産木材活用した鉄筋コンクリート造と木造の混構造を基本に、コストバランスの良い方式を検討する。
 エントランスまで階段のないアプローチや勾配のない通路、車いす対応のエレベーター、点字ブロック、視覚しやすい色使い、多言語を併記したピクトグラム、ディスプレイによる電子案内板、キッズスペースや授乳室の設置を検討する。また、@災害対策本部室、危機管理関係部署の執務室の設置A非常用発電設備、常用発電設備、無停電電源装置などの設置B防災倉庫の設置C飲料水兼耐震性貯水槽の設置D災害対応・応援車両の駐車場E災害時の待機スペース、シャワー室F休憩スペース、更衣室、ランチルームG多目的利用ができる議場HOAフロア、無線LAN導入―の基本機能の導入を検討する他、カード認証や生体認証による入退館管理システムの採用を検討する。
 22年度は基本計画策定、23年度に基本設計と実施設計、24〜25年度に建設、26年度に完成、開庁を予定している。提供:建通新聞社