東京都政策企画局は、臨海部に最先端テクノロジーを実装するための先行プロジェクトとして9件の事業を選んだ。空飛ぶクルマや洋上に浮体する太陽光発電システムなどの実証実験を各事業者が実施して、実用化を目指す。臨海部を持続可能な都市に育てるための「東京ベイeSGプロジェクト」の一環。
「東京ベイeSGプロジェクト」は、臨海部全域を対象とした2040年代の将来像を設定し、行政の取り組みや民間誘導の方策を示したもの。最先端テクノロジーの実験スペースとして都有地を提供したり、グリーンインフラをはじめとした都市基盤を整備したりすることで、持続可能な都市を形成したい考え。
今回の先行プロジェクトでは、中央防波堤エリアを活用して最先端テクノロジーの社会実装を図る。「次世代モビリティ」と「最先端再生可能エネルギー」、「環境改善・資源循環」の三つのテーマで事業を募集した。都が実証実験に必要なフィールドを提供するとともに、国や関係機関などとの調整役を担って社会実装を支援する。期間は24年度末まで。
採択事業は次の通り(かっこ内は代表事業者)。
【次世代モビリティ】空飛ぶクルマ・ドローン(NTTコミュニケーションズ)▽水空合体ドローン(KDDIスマートドローン)
【最先端再生可能エネルギー】洋上浮体式太陽光発電(三井住友建設)▽洋上浮体式太陽光発電(東急不動産)▽舗装式太陽光発電(東亜道路工業)▽垂直軸型風力発電(チャレナジー)▽垂直軸風力発電(三鷹光器)
【環境改善・資源循環】水質改善(イノカ)▽水面清掃ロボット多機能桟橋(炎重工)
提供:建通新聞社