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建通新聞社(東京)
2022/10/18

【東京】都 石神井川第一調節池の整備に着手

 東京都建設局は「石神井川上流第一調節池(仮称)」の整備に着手する。10月17日付で国土交通省関東地方整備局から都市計画事業の認可を受けた。青梅街道や伏見通りなどの地下を活用し、西東京市〜武蔵野市間に本管延長約1・9`、貯留量約30万立方bのトンネル式調節池を建設する。2023年度以降に工事を始める予定。事業期間は2033年3月31日まで。
 石神井川は小平市内の小金井ゴルフ場付近から西東京市や練馬区、板橋区、北区の各市区内を流れてJR京浜東北線王子駅の東側で隅田川に合流する延長25・2`の1級河川。流域面積は73・1平方`。時間最大75_の降雨に対応できるよう、新たな調節池を整備する。
 石神井川上流第一調節池(仮称)は、青梅街道、伏見通りなどの地下を通る本管延長約1・9`、内径約14・3b、外径15・2b、土被り約30bのトンネル構造とする。平常時に柳沢児童広場として利用している南町調節池(西東京市南町1丁目、掘込み式)に内径約32b、深さ約54・6bの発進立坑、武蔵野中央公園内(武蔵野市八幡町2丁目)に内径約29b、深さ約53・9bの到達立坑を設けてシールド工法で建設する。
 また、南町調節池に取水・排水施設を整備。東伏見公園内(西東京市東伏見1丁目)にも取水施設を設け、連絡管を介して本管の途中に接続させる。武蔵野中央公園内に維持管理施設を置く。
 基本設計は建設技術研究所(中央区)が担当した。詳細設計も同社が23年2月28日納期で手掛けている。
提供:建通新聞社