飯田橋駅東地区市街地再開発準備組合は10月12日、東京都から本組合の設立認可を受ける。飯田橋駅に近接した目白通り沿いの敷地に、延べ床面積約4万6565平方bの再開発ビルを建設し、オフィスをメインに店舗や住宅などを収める。2023年度に権利変換計画認可を受けて着工し、26年度の完成を目指す。総事業費は約367億円を見込む。
施行エリアは千代田区飯田橋3丁目の面積約7000平方b。駅に近接しているものの歩道が狭く、土地の細分化や建物の老朽化も課題になっている。
このため再開発を通じて土地の高度利用を図り、駅と街をつなぐ玄関口としての拠点を形成したい考え。
再開発ビルは地下2階地上26階建て(高さ約130b)で、延べ約4万6565平方b。地下2〜1階を駐車場とし、地下1階〜地上2階に商業施設と公益施設、地上3〜20階にオフィス、22〜26階に住宅48戸を配置する。
施行エリア内には東京メトロ東西線の改札につながる出入り口があることから、出入り口の地下部分に一時滞在施設を、地上部分には広場を整備して滞留性のある空間を確保する。また、敷地の外周部には歩道上空地(幅員2b)を設けるとともに、建物内に歩行者専用の貫通通路(幅員6b)を整備。地区外道路の無電柱化も実施して、安心・安全な歩行者ネットワークを強化する。
提供:建通新聞社