東京都教育庁は大泉特別支援学校を改築する。新施設の規模は既存と同程度の延べ床面積9000平方bとする方針で、別敷地に仮設校舎を設置しての現地改築を想定している。これらを前提条件に基本計画を策定するため、10月下旬に希望制指名競争入札で業務の委託先を決定。2022年度末までに成果を得て、23年度以降に基本・実施設計を3カ年で進める。解体工事と新築工事で4カ年の工期を見込んでいる。
大泉特別支援学校は練馬区大泉学園町9ノ3ノ1に立地。面積1万5054平方bの敷地に校舎A〜C棟や体育館など総延べ床面積8979平方bの施設がある。
21年度の時点では大規模改修に向けた基本計画の検討を田中雅美建築設計事務所(新宿区)で進めていたが、改築で対応することにした。
新施設の規模は延べ床面積9000平方bで、計25学級を配置する予定。今回の業務を通じて敷地の現況と適用される法令などの規制を整理し、建物の配置計画案をまとめた上で工事工程とスケジュール、概算工事費を検討する。
入札手続きは都市計画・交通等計画Cの競争入札参加有資格者から10月12日まで希望申請を受け付けて同月27日に開札する。23年3月24日を期限に成果をまとめてもらう。
提供:建通新聞社