トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(東京)
2022/07/06

【東京】東池袋一丁目再開発、本組合の設立認可

 東池袋一丁目地区市街地再開発準備組合は7月6日に東京都から本組合の設立認可を受ける。池袋駅に近接する立地を生かし、オフィスやイベントホールなどが入る延べ床面積約15万平方b超の再開発ビルを建てる計画。2022年度内に権利変換計画認可を受けて23年度に工事着手し、26年度の完成を目指す。総事業費約1044億円を投じる。
 施行エリアは豊島区東池袋1・2丁目地内の明治通りとJR鉄道線路敷に挟まれた面積約1・5f。池袋駅に近く、周辺には複合商業施設「ハレザ池袋」などが立地する一方で、低未利用地(駐車場)や多くの細分化された宅地があり、建物の老朽化も進んでいるため、土地を一体的に活用して高度利用を図る計画だ。国家戦略特別区域の東京都都市再生プロジェクトに指定されている。
 再開発ビルの規模は地下3階地上33階建てで、延べ床面積約15万5000平方bを想定。オフィスを主な用途としつつ、地下にイベントホール、低層部に文化体験施設を整備して池袋のアート・カルチャーを発信する拠点を形成したい考え。イベントホールとエントランスは災害時に帰宅困難者の受け入れスペースとして利用する。
 建物周辺には3カ所・計4900平方bの広場を確保する他、池袋駅前公園から連続した緑のプロムナードを整備する。また、池袋駅周辺を巡る「イケバス(電気バス)」の運行拠点を設けて駅周辺エリアの回遊性を向上させる。
 参加組合員と事業協力者は住友不動産。事業コンサルタントと基本設計はアール・アイ・エーが担当した。提供:建通新聞社