トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(東京)
2022/07/01

【東京】地整見通し WTO一般土木の公告月記載

 国土交通省関東地方整備局は7月1日、新規の工事61件(うち港湾空港関係4件)と業務100件(同16件)を盛り込んだ7月期の発注見通しを公表する。WTO対象工事では、一般土木の「R4国道20号八王子南BP館地区函渠工事」(東京都)や「R4横浜湘南道路藤沢高架橋下部工事」(神奈川県)などを7月公告予定とした他、新規に「R4国道20号新笹子トンネル改修新笹子トンネルその1工事」(山梨県、9月公告予定)と「R4国道19号防災山清路防災2号トンネル工事」(長野県、10月公告予定)を挙げた。業務は港湾空港関係で「令和4年度東京国際空港空港アクセス鉄道シールドトンネル他築造等工事に係る技術協力業務」を追加している。
 港湾空港関係を除く工事の発注総件数は245件。このうち1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)の新規案件は東京都が7件、神奈川県が2件、埼玉県が15件、千葉県が7件となっている。
 不調・不落対策として通常型指名競争入札で発注する9件を全てフレームワークモデル工事とする他、全体の約9割を上半期に入札する。施工体制の確保を目的とする余裕期間については、原則活用の方針の下で全体の92%に当たる225件で設定する。また、日本建設業連合会の要望を受けてWTO対象の一般土木で公告予定月の記載をスタート。今回は「R4渡良瀬第2調節池石川排水樋管新設工事」(栃木県、7月公告予定)を含め5件で明示する。
 不調・不落を防ぐため、適正工期の確保や必要に応じた見積もりの活用を図る他、各都県建設業協会への情報提供といったコミュニケーション活動を継続するとしている。
 WTO対象の工事のうち一般土木を見ると、7月の公告を予定する「R4国道20号八王子南BP館地区函渠工事」は現場打ちによる函渠6基の築造を工期約18カ月間で行う。工事発注規模は6億8000万円から15億円未満で、第3四半期に入札する予定でいる。また「R4横浜湘南道路藤沢高架橋下部工事」はRC橋脚10基、土工800立方b、コンクリート工3300立方b、鉄筋工230dなどを内容とし、工期約27カ月間で行う。工事発注規模は6億8000万円から15億円未満で、第3四半期に入札する予定だ。
 港湾空港関係の工事は32件の発注を予定している。 
 一方、港湾空港関係以外の業務の発注総件数は204件。うち1都3県の新規案件が東京都で9件、神奈川県で9件、埼玉県で21件、千葉県で5件ある。港湾空港関係は45件となっている。
 港湾空港関係の新規となる「令和4年度東京国際空港空港アクセス鉄道シールドトンネル他築造等工事に係る技術協力業務」は、委託先の優先交渉権者が発注者、設計者と協力して設計を完成させるため、履行期間約3カ月で技術情報を提供する。公募型プロポーザル方式で第3四半期の委託先選定を予定している。価格などの交渉が成立すれば優先交渉権者に工事も発注する見通し。提供:建通新聞社