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建通新聞社(東京)
2022/06/22

【東京】地整 皇宮警察学校の施設新築へ設計プロポ

 国土交通省関東地方整備局は皇宮警察学校(千代田区)の生徒寮体育館や学校本館の新築に関わる設計業務を委託するため、6月22日に公募型プロポーザルの手続き開始を公示する。建築関係建設コンサルタントの単体またはJVから7月7日まで参加表明書、9月20日まで技術提案書を受け付けて、10月13日に特定する。2023年度内に成果を得て、早ければ24年度に工事を発注する。概算工事費は約20億円。
 建設場所は千代田区千代田1ノ3の更地約4400平方bで、皇宮警察本部(旧枢密院庁舎)の西側に位置。新築施設の完成・機能移転を待って、北北東約140bにある既設の皇宮警察学校を撤去する。
 新築施設の規模は生徒寮体育館が鉄筋コンクリート一部鉄骨造3階建て延べ3043平方b、学校本館が鉄筋コンクリート造2階建て延べ1604平方b。いずれも構造体U類、建築非構造部材A類、建築設備甲類の耐震安全性を確保する。木造平屋18平方bの駐輪場(耐震安全性=構造体V類、建築非構造部材B類、建築設備乙類)も設ける。
 これらの他に、工作物(門扉、車止め支柱、囲障、植え込み土留、擁壁、屋外掲示板、庁名板、旗ざお、設備基礎など)や外構(縁石を含む舗装、砂利敷き、屋外排水設備、境界石標など)も整備する。
 設計業務の内容は基本設計と実施設計、積算で、11月中旬から24年2月28日までの期間で履行してもらう。プロポでは皇宮警察学校としての利便性と機能性の向上を考慮したゾーニングや、皇居内の景観や環境に配慮した施設配置と外観の考え方、用途と規模を考慮して効果的に環境負荷を低減するための設計上の考え方について技術提案を求める。提供:建通新聞社