全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　東京都住宅政策本部は江東区にある東砂二丁目アパートと東砂二丁目第３アパートの建て替えに向けた基本計画の策定に乗り出す。敷地が隣接する両アパートの総戸数は１６００戸超。土地利用の構想や事業スケジュールなどを盛る基本計画案をまとめてもらうため、業務の委託先を希望制指名競争入札で７月に決定。２０２２年度末までに成果を得て、後続の設計や工事につなげる。
　東砂二丁目アパートは江東区東砂２ノ15ノ１他（敷地面積約４・９�f）にある22棟１４８７戸。１９６８年に完成した。一方、東砂二丁目第３アパートは区道を挟んだ向かいの東砂２ノ４他（敷地面積約１�f）に５棟１６４戸が立っている。69〜70年に完成した。
　今回の業務委託を通じて建て替えに向けた基本計画案をまとめるため、建物の立地条件と地域特性などを考慮した土地利用や都市計画、施設整備に関する諸元を整理。スケジュールなどを含めた設計条件も詰めていく。また、住棟の高層・集約化による創出用地の活用を念頭に、事業者へのヒアリングなどを実施して民間活力を導入できるかどうか調べる。
　業務の委託先を希望制指名競争入札で決めるため、都市計画・交通等計画でＢまたはＣの有資格者（取扱品目＝地域・地区計画）から６月21日まで希望申請を受け付けて、７月11日に開札する。23年３月16日を履行期限に成果を得て、設計以降の展開に備える。提供：建通新聞社