東京都は「外郭環状線の2(石神井台)」(外環の2石神井台、練馬区)のうち、富士街道〜前原交差点の延長約1`区間の新設に向けて、2023年度の事業化を目指す。6月7日の都議会定例会で柴ア幹男氏(都議会自民党)の代表質問に中島高志都技監が答えた。
外環の2は世田谷区北烏山5丁目を起点として、三鷹市、武蔵野市、杉並区を経て練馬区東大泉2丁目に至る延長約9`の都市計画道路。このうち石神井台では練馬区上石神井3丁目地内(新青梅街道)から石神井町8丁目地内(前原交差点)までの延長約2`に平面構造の道路を新設する。標準幅員22bで2車線を確保しつつ、両側に歩道や自転車通行空間などを設ける予定だ。
21年度に現況測量を完了するとともに、3月に用地測量をスタート。先行して終点側に当たる富士街道〜前原交差点の延長約1`区間を事業化する方針だ。起点側となる新青梅街道〜富士街道の延長約1`区間については引き続き用地測量を進めていく。
練馬区内は都市計画道路の整備率が低く、特に南北方向の整備が進んでいない。外環の2石神井台が開通すれば、道路幅員が狭い生活道路への交通流入を抑えられ、大泉インターチェンジまでの所要時間も短縮するといった効果が見込まれるとしている。
提供:建通新聞社