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建通新聞社(東京)
2022/05/12

【東京】都 工期を5年延長 辰巳一丁目団地改築

 東京都住宅政策本部は辰巳一丁目アパート(江東区)の建て替えについて、工期を5年延長して2032年度の完成を目指す。また、計画戸数を維持しつつ建物配置などを見直して、住棟数を15棟から17棟に増やす。基本設計を通じた変更の他、工事発注の不調、地中障害物への対応などが影響した。このほど環境影響評価の変更届を都に提出した。
 同事業では、築後40年以上が経過した辰巳一丁目アパート(5階建て60棟、2087戸)を4期に分け建て替えて、名称を辰巳一丁目団地とする。これまでの計画では工期を移転・解体を含めて13〜27年度の約15年間としていたが、5年延長して32年度までの約20年間に変更する。
 計画戸数は当初通り約2950戸を維持。その中で1期(完了)を2棟約400戸から1棟392戸、2期(2―1期建設18〜23年度建設、2―2期建設18〜22年度)を3棟約460戸から5棟571戸、3期(3―1期建設23〜26年度、3―2期建設24〜27年度)を4棟約760戸から5棟約650戸に改める。4期(4―1期建設27〜31年度、4―2期建設28〜32年度)は当初通り6棟約1330戸とする。
 今後は22年度内に3期の解体工事が始まる見通し。3期のうち3―1期(11〜13階建て3棟450戸)の実施設計をアークポイント(豊島区)が8月までの納期で手掛けている。提供:建通新聞社