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建通新聞社(東京)
2022/04/19

【東京】UR愛宕再開発、業務代行243億余で竹中

  UR都市機構の東日本都市再生本部と東日本賃貸住宅本部は、港区・愛宕地区の第1種市街地再開発事業に関する特定業務代行者を竹中工務店に決めた。4月18日のWTO一般競争入札(入札前価格交渉方式)に243億6980万円(税抜き、以下同じ)の工事費価額で応札した同社を落札者とした。施行区域内の基盤整備や延べ床面積約5万5000平方bで計画する超高層棟の実施設計・建設、超高層棟の住宅床取得と保留床などの処分協力が内容。事後公表の工事費予定価額は250億4708万8000円、調査基準価格は212億9002万4800円(設定率85%)で、竹中工務店の落札率は97・3%だった。
 愛宕地区の再開発は港区愛宕1ノ7他の面積約0・6fが施行区域。愛宕下通り沿いの弁護士ビルなどが立っている場所で、背後には愛宕神社がある。
 区域内を通る愛宕神社の参道を境にF地区(0・5f)とG地区(0・1f)の2地区を設定。このうちF地区に地下2階地上43階建て延べ床面積約5万5000平方bの超高層棟を建設し、住宅や事務所、生活・産業支援施設、店舗、駐車場などを設ける。一方、G地区には店舗や寺院などになる3階建て2棟・延べ床面積約950平方bの建築物を建設する。2031年度の全体完成を予定している。
 特定業務代行のうち、工事関係の中身はF地区の基盤整備(4月〜23年11月)と超高層棟の建設(23年12月〜28年6月)、G地区の基盤整備(28年1月〜31年1月)を予定。また、F地区の超高層棟の住宅床取得は7〜43階、保留床などの処分協力は1・2・4〜6階(事務所、生活・産業支援施設、店舗)が対象で、いずれも28年6月の完成に合わせて引き渡す予定だ。提供:建通新聞社