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建通新聞社(東京)
2022/04/13

【東京】都下水道局 22年度は9件をWTOで

 東京都下水道局は、2022年度に「第二桃園川幹線その3工事」や「森ケ崎水再生センター発電設備再構築その3工事」など工事9件の施工者をWTO対象の一般競争入札で決める。業務では下水道管再構築の第2期エリア着手に向けた新河岸処理区の調査設計、東小松川ポンプ所の大規模改築に伴う施設設計、北多摩二号水再生センターの水処理施設基本設計などを委託する。22年度の発注見通し(4月1日現在)に工事と業務で合計1352件を挙げた。
 工事の主な業種と件数は▽下水道施設491件▽電気135件▽ポンプ据付け52件▽一般土木18件―など。
 このうちWTO対象の工事9件を業種ごとに見ると、一般土木は「第二桃園川幹線その3工事」(発注規模価格帯70億〜100億円、7月公告)と「町屋幹線工事」(35億〜50億円、12月公告)、「業平橋ポンプ所施設再構築その6工事」(22・8億〜35億円、4月公告)、「江東区新砂一、三丁目付近枝線工事」(22・8億〜35億円、8月公告)の4件。
 電気も「森ケ崎水再生センター発電設備再構築その3工事」(50億〜70億円、5月公告)と「細田ポンプ所発電設備再構築工事」(22・8億〜35億円、5月公告)、「南部汚泥処理プラント汚泥処理電気設備再構築その6工事」(22・8億〜35億円、5月公告)、「篠崎ポンプ所発電設備再構築その2工事」(35億〜50億円、10月公告)の4件となっている。
 残る1件は焼却設備の「新河岸水再生センター汚泥焼却設備再構築その3工事」(50億〜70億円、5月公告)だ。
 これらに次いで規模の大きい工事には、下水道施設の「杉並区和田二丁目、中野区弥生町六丁目付近善福寺川流域合流改善施設その2工事」(16億〜22・8億円、4月公告)や、汚泥脱水設備の「新河岸水再生センター汚泥脱水設備再構築その5工事」(16億〜22・8億円、5月公告)などがある。
 一方、業務は土木設計271件や建築設計60件などの委託を予定。区部の老朽化した下水道管の再構築で、主に森ケ崎・落合・新河岸の3処理区を対象とする第2期エリアの着手に向けた検討を進める中、新河岸処理区の谷端川処理分区をターゲットとした再構築調査設計を行う。第2四半期に手続きを始める希望制指名競争入札(業種・土木設計)で委託先を選ぶ方針だ。
 また、東小松川ポンプ所(江戸川区)の大規模改築に伴う施設設計は第1四半期、北多摩二号水再生センター(国立市)の水処理施設基本設計は4月中にそれぞれ希望制指名競争入札の手続きを始める予定でいる。提供;建通新聞社