東京都は第2回都議会定例会(6月開催予定)への契約案付議を予定している建築工事1件・土木工事3件の落札者を決めた。建築ではWTO政府調達協定対象の府中高校改築・改修工事を株木建設が落札。土木では新砂水門再整備工事を東亜建設工業が落札した他、技術実績評価型の総合評価方式を試行した呑川防潮堤の耐震補強工事は森本組・東起業JVが、綾瀬川護岸耐震補強工事では東洋建設・東海工営JVがそれぞれ落札者となった。落札総額は70億1965万4930円(税抜き)だった。
府中高校の改築・改修は府中市栄町3ノ3ノ1の敷地内に鉄筋コンクリート一部鉄骨造3階建て延べ9469平方bの新校舎棟を建設する他、鉄筋コンクリート造2階建て延べ3055平方bの体育館棟を改修する。応札した16社のうち、調査基準価格を下回った1〜5番札の企業は調査票の未提出や数値的・工事成績失格基準への該当を理由に落札者とせず、6番札の株木建設を落札者とした。
新砂水門再整備の施工場所は砂町運河の出入り口である江東区新砂3丁目地先〜夢の島3丁目地先の延長132・5b。応札した2社のうち、1番札の東亜建設工業が落札者となった。
呑川防潮堤の耐震補強は大田区東蒲田2丁目地内〜南蒲田1丁目地内他2カ所の総延長208・7bで実施。2社・2JVの計4者が応札し、価格点と技術点でそれぞれ2位だった森本組・東起業JVが評定値では1位となり、落札者に決まった。
綾瀬川護岸の耐震補強は葛飾区東四つ木3丁目地内〜四つ木1丁目地内の延長235・4bで行う。応札した4社・3JVの計7者のうち、東洋建設・東海工営JVが価格点2位、技術点1位で評定値1位となり落札した。
提供:建通新聞社