東京都財務局建築保全部がまとめた2022年度の年間発注予定によると、工事の新規発注は93件(前年度比3件増)で、予算額は151億円(9・4%増)となった。起工金額9億円以上の議会案件は、江戸東京博物館の改修など8件。設計の新規委託は38件(2件増)で、予算額は14億円(前年度と同額)となっている。
新規工事の業種は建築と電気が各14件、空調が9件、給排水衛生と解体が各8件、その他が40件。
議会案件のうち、第2回定例会付議予定案件のあきる野学園増築・改修と府中高校改築・改修の建築2件は公告済み。今後は第4回定例会付議予定案件の江戸東京博物館改修4件(建築・電気・空調・給排水衛生)を8月上旬、23年第1回定例会付議予定案件として中野工業高校改築や、社会福祉施設建て替え促進用仮移転施設新築の建築2件を10月上旬に公告予定。あきる野学園を除く7件はWTO対象だ。
議会案件ではないものの、府中高校改築・改修電気設備(11月下旬公告)や東京国際フォーラム舞台音響設備改修(12月中旬公告)、西部公園緑地事務所庁舎棟改築(12月上旬公告)といった比較的大きい工事もある。
一方、新規設計のうち、学校関連では戸山地区学園特別支援学校の新築と、調布北高校の改築に向けた基本設計に着手。この他に▽小平合同庁舎改築▽八王子福祉園改築▽農林総合研究センター立川庁舎▽青梅畜産センター2期改築―の基本設計を始める。
提供:建通新聞社