東京都は2月9日、東五反田二丁目第3地区市街地再開発組合の設立を認可する。総事業費約922億円を投じ、2棟・総延べ床面積約11万1800平方bの再開発ビルを建設。オフィスや住宅、商業の各機能を配置するとともに、公園や緑道も整備して目黒川沿いの立地を生かした市街地の形成を図る。2022年度の権利変換を経て25年度の着工、27年度の完成を目指す。
対象区域はJR大崎駅と五反田駅の中間に位置する品川区東五反田2丁目地内の面積約1・6f。目黒川に面した3角形のエリアで、老朽化した建物が立地しているだけでなく、道路が狭く歩道も未整備となっているなどの課題がある。 再開発では貫通道路(幅員6b、延長75b)などでエリアを区分。このうち東側の1街区には、地下2階地上20階建て延べ床面積6万9110平方bで高さ約107bの業務棟を新築する。メイン機能をオフィスとし、低層階には店舗を設ける。
一方、西側の2街区には、地下1階地上39階建て延べ床面積約4万2710平方bで高さ約151bの住宅棟を新築し、住宅390戸を供給する。
また、2街区に隣接して面積約1500平方bの公園を整備したり、目黒川沿いには緑道を整備したりして、緑豊かで回遊性の高い市街地にする。
参加組合員は東急不動産で、事業協力者と特定業務代行者は竹中工務店。事業コンサルタントと基本設計をアール・アイ・エーが手掛けた。
提供:建通新聞社