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建通新聞社(東京)
2021/12/21

【東京】都 大山駅周辺1・6`の連立に着手

 東京都は東武鉄道東上本線の連続立体交差事業に着手する。12月20日付で国土交通省から都市計画事業の認可を受けた。大山駅を中心とした延長約1・6`区間を高架化し、8カ所の踏切を除却する。事業期間は2021〜30年度。事業費428億円を投じる。
 大山駅付近では、駅前後に踏切が連続しているため交通遮断時間が長く、慢性的な交通渋滞が起こっている。地域の回遊性も分断されている状態だ。
 そこで、駅西側で都が実施する鮫洲大山線(補助第26号線)の整備に合わせて鉄道を高架化するともに、高架構造物に沿って延長約0・3`、幅員6bの側道(鉄道付属街路)を設置する。板橋区が面積約3300平方bの駅前広場を整備する計画もあり、完成すれば駅周辺の利便性や安全性が向上する。
 連続立体交差事業の対象は板橋区板橋2丁目を起点に同区仲町を終点とする延長1614b区間。除却する踏切は東上本線第10〜13号と15〜18号の計8カ所。
 環境影響評価書によると、構造は起点側から▽地平区間、延長約0・15`▽擁壁区間、延長0・05`▽高架橋区間、延長1・2`▽地平区間、延長0・2`―で計画している。
 このうち一般部は幅員約10b、構造物高さ約2〜11bとする。一方、大山駅部は幅員約20〜26b、構造物高さ約16b、ホーム長約210b、ホーム幅約6・5〜9・5bとする。新しいホームは中板橋駅方面に100b程度移動するものの、改札の位置は現在とほぼ同じ位置に設置するという。
 設計や工事は都が東武鉄道に依頼する形で進める。提供:建通新聞社