トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(東京)
2021/12/08

【東京】ICT施工セミナー 役員・管理職が関心

 国土交通省関東地方整備局は、11月16〜18日の3日間にわたって開いた第3回ICT施工ウェブセミナーの実施結果をまとめた。参加者に占める企業の役員・管理職の割合が37・9%と、9月の第2回に比べ約13ポイント増加するなど、管理職以上の層の関心を集めた。関東地整の担当者は「自社に技術を取り入れる際の参考としているのではないか」と分析している。
 ICT施工ウェブセミナーは官民のICT人材を育成するため、4月に発足した関東DX・i−Construction人材育成センターから配信している。今回の第3回では、関東地整が認定したICTアドバイザー13人を講師に迎え、「計測」「施工」「建設機械」のテーマごとに個社の取り組みを説明してもらった。
 23都府県から860人が申し込んだ。第2回から24・2%増で、6月の第1回との比較では2倍以上になるなど、回を追うごとに申し込みが増えている。
 申込者の業種別割合を見ると、建設業の35%を筆頭に、コンサルタントの20・3%、公務員・団体の20%などが続く。第2回は3%だった建機の製造・販売・レンタルは約10ポイント増えて13・8%を占めた。
 セミナー参加の目的は、「ICT施工に興味を持っている」が35・2%で最多。以下、「ICT施工の知識を身につけ、自社に導入するため」が34・8%、「他社と自社の技術を比較するため」が13・7%などとなっており、未導入の企業だけでなく、導入済みの企業でもICT施工技術に関する幅広い情報ニーズがあることが分かった。
 関東地整は今回の結果も踏まえ、2021年度内にICT施工関連の新たなセミナーを開催する方針だ。提供:建通新聞社