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　国土交通省関東地方整備局は11月25日、インフラ分野への新技術導入を促進するため、管内の事務所が抱えている現場ニーズ71件を公開する。「点検・維持管理」関連が39件と半数以上を占める他、「新工法・材料」や「現場管理」など幅広い内容について、直轄事業で活用できる技術の種（シーズ）を12月24日まで募集。応募者と事務所とで２０２２年１月以降にマッチングを行い、成立した場合は試行、実証に進む。
　関東地整による技術マッチングは、直轄事業の生産性向上を目的として18年度から開始。現場で効果を実証できた技術は「標準化推進」「普及促進」の対象として認定する。認定した技術が実際の工事で採用された場合には、受注者が工事成績で加点評価を得る。「標準化推進」の技術については、直轄事業での標準化に向けて協議を受ける。
　事務所から聞き取ったニーズは▽調査・測量＝６件▽点検・維持管理＝39件▽現場管理＝８件▽新工法・建設材料＝13件▽災害対応＝３件▽発注者管理支援＝２件―。
　ニーズの概要、募集要領は関東地整ホームページ（https://www.ktr.mlit.go.jp/gijyutu/gijyutu00000107.html）からダウンロードできる。提供:建通新聞社