UR都市機構は組合施行の再開発が計画されている港区・新橋駅西口地区の土地の一部を取得した。まちづくりへの活用を求める従前所有者の要望などを踏まえた対応。今後、地権者として再開発の合意形成や基盤施設の検討などに関わりながら、早期の事業化をバックアップしていく。
取得した土地は港区新橋3ノ16ノ4の面積約100平方b。柳橋通り沿いの角地=写真、フェンスネット部分=で、近傍のニュー新橋ビル(延べ床面積約5万7000平方b)やSL広場、桜田公園などを含む再開発想定区域(港区新橋2〜4丁目、約2・8f)の南西に位置している。今年3月に売買契約を結んで9月に引き渡しを受けた。
再開発を巡っては2016年3月に準備組合が発足し、野村不動産とNTT都市開発の2社が事業協力者に選ばれた。施設建築物の工事費として1422億円が見積もられているという。また、再開発に合わせた▽東京メトロ銀座線とJR線の乗り換え動線強化▽東西地下通路の整備▽駅前広場、SL地下広場、桜田公園の整備―なども考えられており、土地を取得する以前からURがコーディネートを手掛けていた。
提供:建通新聞社