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建通新聞社(東京)
2021/10/11

【東京】都 北多摩特支の基本設計は石本建築事務所

 東京都財務局建築保全部は北多摩地区特別支援学校(仮称)の新築に向けた基本設計の公募型プロポーザルを実施した結果、委託先に石本建築事務所(千代田区)を特定した。10月7日の見積もり合わせで同社が提案した税込み1億1990万円で契約を結ぶ予定。東大和市向原の都有地に延べ床面積約2万平方bの学校を整備する計画の下、2022年10月31日を納期に成果をまとめてもらう。23年度内に実施設計を完了させて、24〜26年度の工事に備える。
 同特別支援学校は、知的障害特別支援学校の在籍者増加への対応と北多摩地区での企業就労を促す目的で、東大和市向原3ノ10ノ1の面積約1万8185平方bに新たに設けるもの。東大和向原団地の建て替えに伴って創出した用地の一部で、第1種中高層住居専用地域(建ぺい率60%、容積率150%)に指定されている。
 新築する施設は校舎棟と体育館、プールなどを含めて総延べ床面積約2万0928平方bを想定。知的障害教育部門の小学部と中学部、高等部(普通科・職能開発科)を備える。学級数・定員は▽小学部=16学級・80人程度▽中学部=10学級・55人程度▽高等部普通科=36学級・275人程度▽高等部職能開発科=12学級・120人程度―で合計74学級・530人程度と考えている。
 21〜22年度に基本設計を、22〜23年度に実施設計をまとめる。24年度に新築工事をスタートし、26年度までの3カ年で完了させる予定だ。提供:建通新聞社