千代田区飯田橋のホテルグランドパレス跡地開発が始動する。ホテルグランドパレス(千代田区)と三菱地所(千代田区)、三菱地所レジデンス(千代田区)、阪急阪神不動産(大阪市北区)、東宝(千代田区)は、同跡地の有効活用計画に関する基本協定書を締結した。今後、三菱地所と三菱地所レジデンス、阪急阪神不動産、東宝が跡地の一部を取得し、ホテルグランドパレスと共に複合ビルを開発する。
三菱地所が幹事会社を務める。同社は10月1日付で、コマーシャル不動産事業グループのプロジェクト開発部内に「九段開発室」を設置した。
開発する複合ビルの規模・用途・スケジュール、設計者、施工者などは現時点で未定としている。
ホテルグランドパレスは1972年に開業。施設の老朽化と昨年来のコロナ禍による業績の悪化を理由に6月末で営業を終了していた。既存建物の規模は、地下5階地上24階建て延べ4万8887平方b。客室数は458室。
所在地は千代田区飯田橋1ノ1ノ1。目白通り沿いで、東京メトロ九段下駅に至近。敷地面積は6604平方b。用途地域は商業地域と第二種住居地域。商業地域は容積率700%、建ぺい率80%。防火地域で飯田橋一丁目特定地区、駐車場整備地区に指定されている。第二種住居地域は容積率400%、建ぺい率60%。防火地域で第二種文教地区、飯田橋一丁目特定地区の指定がある。
提供:建通新聞社