東京都財務局は大田区東糀谷と世田谷区下馬の都営住宅整備に関わる建築工事2件の落札者を決めた。9月27日に一般競争入札を開札した結果、WTO政府調達協定の対象となる「都営住宅3H―109東(大田区東糀谷六丁目)工事」を共立建設(渋谷区)が、「都営住宅3H―107西(世田谷区下馬二丁目)工事」を増木工業(練馬区)が落札した。落札総額32億8850万円(税抜き、以下同じ)。いずれも第4回都議会定例会へ契約案を付議する。
東糀谷の都住整備では、鉄筋コンクリート造14階建て1棟・158戸(9階建て62戸と14階建て96戸をエキスパンションジョイント接続)を新築する。工期は2025年2月18日まで。
事後公表の予定価格は21億5520万円、調査基準価格は19億8278万4000円(設定率92%)で、2番札の19億8900万円で応札した共立建設を落札者とした。落札率は91・2%。調査基準価格を下回った1番札の応札者は数値的失格基準への該当を理由に落札者にしなかった。
一方、下馬の都住整備は鉄筋コンクリート造7階建て・59戸と同造10階建て・96戸の2棟を新築する。工期は23年12月13日まで。
事後公表の予定価格は14億1334万円、調査基準価格は12億9805万8235円(設定率91・8%)で、9番札の12億9950万円で応札した増木工業を落札者とした。落札率は91・9%。調査基準価格を下回った1〜8番札の応札者は工事成績失格基準や数値的失格基準への該当、調査票の不備・不足を理由に落札者にしなかった。
提供:建通新聞社