東京都水道局は「世田谷区大原二丁目地内から港区芝公園三丁目地内間送水管新設基本設計」業務の委託先をサンコーコンサルタント(江東区)に決めた。事故・災害時や更新工事中のバックアップ機能の確保を目的に延長約10`の新たな送水管「新青山線」を敷設する。300日間の履行期限で基本設計をまとめた後、2024年度末までに実施設計を終えて25年度に工事をスタートする予定。新設を計画している代々木給水所との同時供用を目指す。
新青山線のルートは和田堀給水所(世田谷区大原ノ30)と代々木給水所(代々木公園内に新設予定)、芝給水所(港区芝公園3ノ6)を結ぶ延長約10`。2工区に分けてシールド工法で整備する。
第1工区は和田堀給水所から井の頭通りの道路下などを抜けて代々木給水所に至る延長約4`で、送水管口径は2000_を想定している。第2工区は代々木給水所から表参道や青山霊園などを通って芝給水所に至る延長約6`。送水管口径は1350_となる見込み。
立坑は6カ所に設ける方針で、給水所を除く3カ所の位置は基本設計を通じて固める。
提供:建通新聞社