東京都財務局は、立川地区チャレンジスクール(仮称)新築工事の落札者を安藤ハザマ・大勝JVに決めた。東京消防庁清瀬消防署庁舎改築工事は佐伯工務店が、綾瀬川の護岸耐震補強工事はりんかい日産・神洋JVが落札。いずれも第2回都議会定例会への付議案件となる。
立川地区チャレンジスクールは、老朽化している多摩教育センター(立川市錦町6ノ3ノ1、敷地面積9161平方b)を解体除却し、3階建ての校舎棟と体育館、武道場を新設する。延べ床面積は合計で1万2859平方b。工期は2024年9月13日まで。
WTO政府調達協定対象案件として一般競争入札を実施した結果、安藤ハザマ・大勝JVが43億9500万円(税抜き、以下同)で落札した。予定価格は47億7293万円で、落札率は92%。調査基準価格は43億9109万5600円だった。
清瀬消防署庁舎(清瀬市中清戸2ノ850ノ1)では、鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ2855平方bの庁舎棟を建設する。工期は23年8月末。10億7620万円で応札した佐伯工務店が落札者に決まった。予定価格は11億6440万円。落札率は92・4%。調査基準価格は10億6887万1141円だった。
綾瀬川の護岸耐震補強工事は「その11」として、足立区綾瀬1丁目地内〜西綾瀬4丁目地内の延長355bを施工する。工期は23年2月末まで。
総合評価方式の一般競争入札を適用し、りんかい日産・神洋JV(港区)が12億4100万円で落札した。基準価格は12億4010万8045円、特別基準価格は11億1390万7209円。落札率は91・6%。
「ひとくちメモ」
都は今年1月から、ダンピング対策を目的に工事の総合評価方式を一部改定した。失格基準価格を調査基準価格と同額に設定していた制度を見直し、調査基準価格に代わる「基準価格」を設定。基準価格を下回っても失格とせず、価格点を徐々に減らす。また、基準価格を下回る「特別基準価格」を新設し、これより低い金額での入札は、価格点が0点になる。
提供:建通新聞社