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滋賀産業新聞
2021/04/01

【滋賀】県都計課 奥びわスポーツの森の八つ橋改築

 県土木交通部都市計画課は、県営都市公園の奥びわスポーツの森について、公園内にある「八つ橋」の改築工事に取り掛かる。現在は、3月に設計業務を発注したが入札不調となっており、近く再発注を行い、21年度上半期にも設計業務を取りまとめる。
 工事発注については、今秋頃を予定しているが、設計業務の内容によって流動的となる見通し。
 老朽化した公園橋工(八つ橋)は、全面を改築を行うとともに、時代のニーズに対応した施設への更新を目指すものとし、改修にあたって、コンクリート橋台、橋脚は現況を使用することを基本とするが、場合によっては橋台、橋脚の補修工事に取り掛かる。主桁については、撤去更新または当て板等により腐食が著しい箇所を補強して流用。その他施設についても同様に、劣化度合いと機能面、安全面等を考慮のうえ、必要に応じて補修、更新等に着手する。
 既設八つ橋の構造については、計算書が無い可能性が高いため、上部工の総重量を現況同程度以下とすることで安全性を確認し、計画地周辺はリニューアル計画が進められており、それらの背景も踏まえ、既存の八つ橋機能以外に親水性や環境学習機能等、施設の機能向上に向けた公園橋工にする考え。
 また、奥びわスポーツの森は、民間活力導入の検討調査に着手しており、20年度より5年間の指定管理期間が開始され、サウンディング型市場調査でも、収益事業単独での参入を望む意見があり、収益事業のみでの公募が可能になったことから、これを採用する。同公園は、公募設置管理制度(Park―PFI)を行う事業者ヒアリングを行い、ヒアリング結果を踏まえ、公園施設の種類、規模を検討し、対象公園施設の整備区域を選定。
 また、同課では、県営都市公園マネジメントの基本方針を策定している。

提供:滋賀産業新聞