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西日本建設新聞社
2021/03/31

【熊本】実数30社減の2691社 県21・22年度工事入札参加者資格の認定・格付

 熊本県は、2021・22年度工事入札参加者(県内建設業者)の資格認定・格付概要を公表した。全29業種の資格認定業者数は延べ7161社、実数2691社。前年度と比べ、延べ数25社減、実数30社減となった。格付5業種の中で前年度より業者数が増加したのは舗装(945社→954社)と管(666社→670社)、減少したのは土木一式(1638社→1591社)と建築一式(730社→706社)、電気は同数(369社)だった。
 今回の格付け基準では、各業種の総合点数基準を▽土木A1を1439点以上から1414点以上、A2を1046点以上から1066点以上、Bを749点以上から751点以上▽建築A1を1240点以上から1290点以上、A2を1000点以上から1005点以上、Bを850点以上から865点以上、Cを790点以上から770点以上▽舗装Aを1225点以上から1175点以上、Bを960点以上から945点以上▽電気Aを1030点以上から1040点以上、Bを850点以上から855点以上▽管Aを970点以上から1025点以上、Bを840点以上から845点以上|に見直した。
 格付における技術点の見直しは二つ。工事成績加点等の評価対象で、熊本市の政令指定都市移行(12年4月)に伴い、県から権限移譲された国道・県道と水前寺江津湖公園の熊本市発注工事も対象に加えていたが、県発注工事に限るよう見直した。優良工事加点と粗雑工事減点も同様に県発注工事に限定する。
 評価項目では、将来の担い手確保や働き方改革の促進を図る観点から「ブライト企業の認定状況」を新設した。21年1月31日現在で認定されている企業に対し20点加点する。ただし、加点された場合は現行の「障がい者の雇用状況5点」と「男女共同参画の推進(育児休業制度及び介護休業制度)5点」の2項目は加点しない。前回導入した、上位に位置付けられた場合の従前ランクへの「残留措置」も引き続き適用する。
 土木一式の業者数は19年度に増加に転じたが2年連続のマイナスとなり1600社を割り込んだ。ランク別では、A1が60社(前回同)、A2が301社(6社減)、B500社(16社増)、C730社(57社減)。A1は熊本が2社減少する一方で、玉名と上益城は各1社増加した。
 建築一式の業者数は、前年度に2社増えたものの今回は24社の大幅減となり、700社割れが目前となっている。ランク別では、A1が38社(前回同)、A2が67社(前回同)、B114社(8社減)、C119社(4社増)、D368社(20社減)。A1は、菊池が1社増え、球磨が1社減った。

提供:西日本建設新聞社
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