トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設タイムズ社
2021/03/31

【千葉】21年度事業費は1.7兆円/北千葉市川・松戸など/一宮川激特事業も/関東整備局

 2021年度関東地方整備局関係予算の概要が明らかになった。関東整備局に配分された事業費は、国土交通省の事業費7兆6793億円(一般公共事業費7兆6501億円、官庁営繕費292億円)のうち、1兆7120億円(直轄4479億円、補助4593億円、交付金8048億円)。ほかに、施工時期の平準化のための国庫債務負担行為(ゼロ国債)として194億円が配分されている。千葉県においては、補助事業の一宮川水系一宮川河川激甚災害対策事業特別緊急事業、首都圏中央連絡自動車道、新規事業の国道464号北千葉道路市川・松戸などに取り組む。
 区分別の配分事業費は、治水1042億1000万円、海岸26億3400万円、道路4429億5800万円、港湾703億3500万円、空港286億3500万円、住宅対策483億7600万円、市街地整備1670億900万円、都市水環境整備102億2400万円、下水道167億900万円、国営公園等59億1700万円、社会資本総合整備8048億1600万円、推進費等2億2800万円、官庁営繕99億2800万円となっている。
 一宮川河川激甚災害対策事業特別緊急事業には、10・6億円を充当。19年10月の台風21号に伴う豪雨により甚大な浸水被害が発生したことから、河道断面を拡大し、早期に地域の安全性の向上を図る。21年度は一宮川の護岸工や橋梁架け替えに伴う下部工などを行う。
 首都圏中央連絡自動車道には404・9億円を投じる。未開通区間の整備によるネットワーク効果の早期発現に向け、調査設計、用地買収、改良工事、橋梁上下部工事、トンネル工事を推進する。なお、関東整備局関係予算とは別に、財政投融資を活用して大栄JCT〜松尾横芝ICの整備加速などを図る。
 国道464号北千葉道路市川・松戸は、市川市堀之内から同市大町までの延長3・5kmの区間で、首都圏と成田国際空港を結ぶ最短のルートを形成する重要な道路の一部。21年度は調査設計を実施する。
 また、千葉県関係の新規補助事業の事業費・実施主体などは▽利根川水系長門川・大規模特定河川事業(印西市、栄町)=3・5億円、県▽利根川水系旧江戸川・事業間連携河川事業(市川市、浦安市)=6億円、県▽利根川水系真間川・大規模更新河川事業(市川市)=0・86億円、県▽主要地方道成田小見川鹿島港線取香〜多良貝・空港港湾等アクセス補助制度(成田市)=2・58億円、県▽千葉県トンネル長寿命化修繕計画・道路メンテナンス事業補助(国道128号鳥止トンネルほか)=5・4億円、県▽千葉市道路付属物等長寿命化修繕計画・道路メンテナンス事業補助(市道松波新港線幸町歩道橋ほか)=2・04億円、県・千葉市▽船橋市無電柱化推進計画事業・無電柱化推進計画事業補助(市道00―076号線ほか3路線)=0・53億円、県・船橋市▽千葉市無電柱化推進計画事業・無電柱化推進計画事業補助(市道中瀬幕張町線若葉地区ほか)=1・06億円、県・千葉市▽鬼越第6号踏切道・踏切道改良計画事業補助制度(市川市)=1億円、県▽野田線第179号踏切道・踏切道改良計画事業補助制度(野田市)=6億円、県▽実籾第4号踏切道・踏切道改良計画事業補助制度(習志野市)=2・66億円、県▽第二菊間道踏切道・踏切道改良計画事業補助制度(市原市)=0・3億円、県▽九十九里街道踏切道・踏切道改良計画事業補助制度(匝瑳市)=1・13億円、県▽諏訪前踏切道・踏切道改良計画事業補助制度(香取市)=0・5億円、県。k_times_comをフォローしましょう
times