神奈川県県土整備局は、週休2日制確保モデル工事の受注者希望型について、土木、建築とも原則、全ての工事に対象を拡大する方針だ。4月1日以降に入札公告するモデル工事からの適用となる。取り組みの達成状況に応じた経費補正などに変更はない。
同局では現在、土木3500万円以上、建築7000万円以上(新築。関連工事を含む)を対象に、受注者希望型のモデル工事を実施。工事成績評定については、4週8休以上の現場閉所達成で1点加点、土日連続の現場閉所達成でさらに1点加点している。
今回の見直しは、対象範囲を拡大するもので、土木は原則全ての工事、建築は原則全ての新築工事(関連工事を含む)とする。災害復旧や、供用時期が公表され早期完成が望まれる工事、工期が3カ月未満の工事などは除く。
なお、2020年度に導入した発注者指定型について変更はない。原則1億5000万円以上の土木工事、原則1億5000万円以上の建築工事(新築。関連工事を含む)から選定しており、当初設計金額に4週8休の経費補正分を計上する。週休2日未達成の場合は経費補正分を減額。また、明らかに週休2日に取り組む姿勢が見られなかった場合は工事成績評定を1点減点している。
提供:建通新聞社