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　福島県相双建設事務所は、小野富岡線でバイパス（ＢＰ）化する五枚沢工区のうち、新年度は２工区に整備する仮称・五枚沢２号トンネル掘削工、仮称・井戸尻川橋の上・下部工に取り掛かる。２号トンネルは総合評価・ＷＴＯ一般競争で12月に入札する予定。井戸尻川橋の下部工（道路改良工事含む）は６月、上部工は10月にいずれも総合評価・簡易型の入札を見込んでいる。
　五枚沢工区は、川内村下川内字田ノ入地内から富岡町上手岡地内までの約５km区間の急カーブやすれ違い困難部分の解消を目指してＢＰ化する。工事は西側を１工区、東側を２工区として整備を進めており、このうち１工区（2760ｍ）は、鍋倉トンネル（306ｍ）、新田吾沢橋（22.5ｍ）、毛戸橋（41.5ｍ）などの構造物を整備し、2018年６月に供用開始している。
　２工区は現道の北側部分にＢＰを整備する計画で、ルートは川内村下川内地内から国有林を通過、富岡町上手岡地内までの延長約3.2km。
　２工区の構造物は延長2720ｍの仮称・２号トンネルと、延長15.5ｍの井戸尻川を跨ぐ仮称・井戸尻川橋の２カ所。井戸尻川橋の上部工形式はＰＣ単純プレテンション中空床版橋。
　トンネルと橋梁の予備・詳細設計はいずれもパシフィックコンサルタンツ。