浜松市は、中央図書館(中区松城町214ノ21)の大規模改修として長寿命化孤児と改良保全工事を計画しており、0212年度当初予算に事業費として5億3791万円を計上した。また、限度額7億4951万円の債務負担行為(期間は22年度まで)を設定した。工事は、第1四半期に発注する予定だ。施設を閉館して21〜22年度に工事を行い、22年8月のリニューアルオープンを目指す。
長寿命化工事は、劣化状況に応じ内装や建具、家具を改修する他、電気や空調、衛生、消防などの設備を更新する。ユニバーサルデザイン化やLED照明への更新も行う。
改良保全工事は、1階事務室と受付準備室、2階参考室と郷土資料室などのレイアウト変更、飲食コーナーやボランティア室、多目的室の新設も見込んでいる。設計は、白柳一級建築設計事務所(浜松市中区)が担当した。
同施設は1981年に開館。40年近く経過し老朽化が著しいことや職員執務室が施設内5カ所に分散して配置され、非効率であるため大規模改修を決めた。市は、18年度に策定した図書館ビジョンで中央図書館について「知の拠点としての機能充実やユニバーサルデザイン化などによる親しみやすい環境づくりを目指す」としている。
提供:建通新聞社
(2021/3/29)
建通新聞社 静岡支社