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日刊建設タイムズ社
2021/03/26

【千葉】評価区間の追加検証/新たな評価の結果と運用/千葉県移動性向上プロジェクト委員会

 千葉国道事務所、首都国道事務所、県、千葉市、東日本高速道路などで組織する千葉県移動性向上プロジェクト委員会は25日、千葉国道事務所202会議室で2020年度第2回の会議を開催した。評価区間長の最適化の追加検証のほか、新たな評価手法の評価結果や今後の運用方法について審議を行った。
 評価区間長の最適化については、前回の委員会で「一定の区間長以上となるよう定義することで適切な評価が可能となる一方で、1qを超える評価区間長は長すぎることから、追加で検証すべき」との提案があった。そのため、主要渋滞箇所から除外済みとなった交差点のうち、評価区間長が1qを超える「岩山交差点」と「上茂原交差点」について追加検証を実施した。
 検証の結果、「ともに朝のピーク時は混雑しているが、ほとんどの時間帯で渋滞が発生していない」として、除外の判定は「妥当」と評価。事務局側からは、評価区間長が1qを超えていても指標に該当している箇所もあり、評価区間を長くすることで必ずしも指標に該当しないわけではないとの見方が示された。
 これらの検証を踏まえ、今後は評価区間長を最適化した上でモニタリングを実施していくこととした。
 新たな評価手法は▽信号2回待ち以上となる割合▽渋滞巻き込まれ率▽1時間当たりの交差点通過可能台数▽生活道路における急ブレーキ発生率・通過交通比率――の4点。該当する交差点の評価結果を見極めてから検討すべきという意見から、対策後も従来から設定されている3つの指標のいずれかに該当している27か所について新たな評価手法を実施した。
 評価の結果、黒砂橋交差点、登戸交差点、ポートアリーナ前交差点、千葉西警察入口交差点、稲毛浅間神社前交差点、穴川インター交差点、加曽利交差点、(仮称)北初富駅東交差点の8か所については、新たな評価手法によって一定の対策効果を確認した。
 今後の運用案として、対策実施済みの場所については、主要渋滞箇所から除外されない場合でも、新たな評価により対策効果が確認された場合は対策検討の優先順位を下げる「一定の対策効果発現箇所」とし、新たなカテゴリーに位置付けて運用するとした。k_times_comをフォローしましょう
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