能美市は、寺井町地内にある市健康福祉センター「サンテ」の改修と増築に取り組む。当初予算案に1億500万円を計上するとともに、22年度の債務負担行為として限度額2億3500万円を設定した。合わせて3億4000万円を充当し、21年度から2カ年で事業を進捗させる。
サンテの施設規模は、RC造2階建て延べ1444・82平方メートル。計画によると、経年劣化が進む外壁や屋根の改修、空調設備の改修、エレベーターの更新といった大規模改修を実施する。乳幼児健診や発達支援センターなど母子保健事業の機能を充実させるため、既存施設北側に隣接する中庭に2階建ての規模で増築する計画だ。
サンテは、予防接種や各種健診など子育て支援、健康管理を担う地域の拠点施設。1996(平成8)年に建設され、築後25年が経過している。設備を含めた老朽化への対応に加え、施設が手狭になっていることも踏まえ、利便性や機能性を高める狙いからリニューアルを図る。改修の実施設計は、山岸建築設計事務所(金沢市)。