彦根市は、25年(令和7年)の国スポ大会に向け主会場となる彦根総合運動公園周辺の環境改善の一環として、老朽化が著しく流下能力が低い付近の「大黒川」および「大洞川」において河川改良整備を行う。21年度(令和3年度)は当初予算に措置した2河川合わせて2億8171万円の事業費で、大黒川が予定延長130b、大洞川が同100bの改修工事をそれぞれの河川ごとに発注したい考えだ。河川ごとの事業費はおおむね予定延長に準じた内訳となっており、今後精査を経て最終的な発注額を設定する見通し。
計画では、老朽化が著しく流下能力が低い河川の改良を、主会場の西側を流れる「大黒川」と東側の「大洞川」にて行う。「大黒川」は20年度(令和2年度)発注済みの延長160b箇所の一部護岸整備を施工中で、21年度(令和3年度)は松原町工区において、延長130bの函渠工事(BOXカルバート工・幅4・7b×高さ90a)を発注したい考え。
同時期に進める「大洞川」は、同じく松原町工区において延長100bの護岸整備工を発注し施工する計画。次年度以降も条件が整えば、25年(令和7年)の第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会に向け順次推進していきたいとしている。
なお、いずれの河川についても改修に係る設計は石居設計(彦根市)が担当した。
提供:滋賀産業新聞