昭和電線ホールディングス(川崎市川崎区)は、グループ会社の昭和電線ケーブルシステム(川崎市川崎区)の相模原事業所(相模原市中央区南橋本4ノ1ノ1)で高電圧電力ケーブル用コネクタ「SICONEX」の増産に向け、生産ラインの設備増設を行うとともに、再配置によりラインを一新させる。投資総額は20億円と見積もっており、2022年4月から順次稼働させながら、23年4月の完了を予定している。
今回、生産ラインの増設と併せ▽製造レイアウトの最適化▽物品管理のシステム化と自動搬送▽ロボット導入による自動化―を導入。生産効率化を推し進め、収益力の向上を目指すとしている。
「SICONEX」は、発電所や変電所などのケーブル接続工事の際に、工期の短縮や工事の省力化、簡素化を実現可能とする。耐震性にも優れ、需要が堅調に推移しており、今後さらなる売上高拡大の継続が見込まれると判断。生産能力を増強し、今後の需要増に対応することにした。
今後、「SICONEX」の生産能力増強をトリガーに、電力ケーブルや工事を含めたソリューションビジネスの売上高拡大を加速させることで、26年度までに売上高300億円の達成を目指す。
提供:建通新聞社