福井県は19日、県民主役の県政の実現にむけ、20年度のクレドアワード授与式を行い、功績をあげた職員を称えた。県庁舎で。
クレドとは、ラテン語で、信条や志、約束という意味。クレドを職員の合言葉に、統一した行動規範とし、自らの判断と、責任ある行動を求めている。
2カ年目の今回は、現場や挑戦、協働、創意工夫、効率化の5部門から、29人と5団体、計15件を選定した。
杉本達治知事は、一人ひとりに表彰状を手渡し挨拶。「いずれの実践も、クレドの精神を胸に抱き、仕事に向かって頂いた。指示待ちをしない。自分で考えて行動する。そのことが県全体の発展に結びつく。その期待に応えてくれた。心から感謝したい。周りの後輩たちにも伝え、プライベートも一層充実を」と、エールを送った。
土木部関係では、政策推進グループと道路保全課による「道路管理にAIを導入〜企業と連携した全国初の実証実験」が、防災にも奏功し、特別賞に輝いた。受賞者は、山本大貴、山内崇史、高村康平、野間裕右の4氏。
土木管理課の吉田さおり氏は、イメージアップの動画や、冊子を作成。女子学生と、女性技術者とのランチ交流会なども開催した。建設産業の魅力を伝え、担い手確保の推進へ、生産性向上や就業環境の改善を図った。
福井土木事務所は、「土木の魅力を伝え、技術を磨く」〜それぞれの得意を結集し、チームワークを発揮した。所内に新聞部とSNS部を創設し、現場見学会(9回500人参加)や、出前講座(2回60人参加)を積極展開。所内の横断的なチームワーク強化につなげた。受賞者は、室田正雄、村上佳宏、流守博、浅岡荘平、笹嶋賢吾、今村皇太の6氏。