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建通新聞社(神奈川)
2021/03/22

【神奈川】座間市 東原保育園整備 PPP事業リースで

 座間市は、東原保育園の新園舎整備事業で官民連携の手法(PPP事業リース方式)を採用する。事業者が新園舎を設計・建設し、市が維持管理を含む全ての施設整備に要する費用を毎期定額リース料として支払う。事業者の公募型プロポーザルを実施しており、既設園舎の現地確認と質問を3月31日、参加表明を4月9日まで受け付けている。
 東原保育園の耐震診断を行った結果、耐震強度として設定した要求仕様を満たせないことが確認された。早急に耐震化する必要があったが、老朽化も進んでいることもあり、官民連携の手法で建て替える。
 参加条件は、市の入札参加者名簿に営業種目「建築一式」と「物件の借入れ」で登録、保育施設・幼稚園舎のリースを開始、または元請けとしての施工実績が5件以上など。新園舎は現在の園庭(未舗装)に建設、工事に当たっては南側に隣接する東原第2公園を占用する。構造は耐火建築物、または準耐火建築物で建設条件を満たし、市が示す必要な設備などを配置する。入所児童数は80人。
 6月ごろに契約し、2022年3月31日までに引き渡す。リース期間は21年4月1日〜32年3月31日の120カ月、期間満了後は市に無償譲渡する。設計・建設、測量など園舎建設に必要な業務や維持管理、リース費などを含めた予算限度額は2億8088万円(税込み)。
 既存園舎の解体は市が発注する。新園舎への引っ越し後の22年度に解体工事を行う。既存園舎は鉄骨造平屋486平方b。所在地は東原4ノ12ノ18。敷地面積は1525平方b。

提供:建通新聞社