砺波市は、21年度当初予算の特別会計に工業団地造成事業を新設した。「スマートインター柳瀬工場適地」の造成事業に向けて用地購入や実施設計に着手する。
事業費として3億5410万円が計上されている。内訳は開発許可申請手数料51万円、用地売買契約書収入印紙20万円、農振除外申請等業務委託料95万円、分筆業務委託料45万6000円、開発許可申請手続業務委託料178万4000円、企業ニーズ調査業務委託料379万5000円、実施設計業務委託料4666万7000円、用地購入費2億9973万8000円。
下中条地内の柳瀬工場適地は、約8ヘクタールの広さがあり、現在は農地。北陸自動車道高岡砺波スマートインターチェンジに近く、北側には高岡市の「ICパーク高岡」が立地する。
今年度は、産業用適地調査を日本立地センター(東京都千代田区)で実施。柳瀬工場適地が最も評価が高かった。具体的には、▽整形地で平坦▽工業用水の利用が可能▽インターチェンジからの距離が近い▽高岡市の産業団地「ICパーク高岡」に隣接しており、既存産業集積との連携が図れる▽民家などがない―などの理由から高評価を得た。引き続き、工業団地造成事業基本計画を上智(砺波市千代)に委託し、造成に向けた準備を進めている。