静岡市は、JR静岡駅南口駅前広場の再整備で、2021年度当初予算案に3350万円を計上し、基本計画作成業務を21年度早々に発注する予定。今後、公募型プロポーザル方式を含めて発注方式を検討する。
同事業は、静岡駅の南口駅前広場と周辺区域の約1・2fの有効活用を促進する観点から、土地区画整理事業や立体関連制度などを活用して、官民連携による再整備を検討している。
21年度に行う基本計画策定では、駅前広場に必要な機能の整理、広場内の配置検討、事業区域内の土地配置案検討、土地評価基準案などの作成、事業に関わる補償概要の検討などを行う。
約1・2fの内訳は、駅前広場(市有地)約4000平方b、JR東海ら法人3社の所有地約8000平方b。市は基本計画を作成し、地権者に理解を求めたい考えで、同意が得られれば22年度以降早期に実施計画へ移行する。
新横浜駅北口や姫路駅北口でも、民間ビルの一部を駅前広場として市が利用する方式が採用され、これらを参考にしている。現在、官民連携方策検討調査業務をオオバ静岡営業所(静岡市駿河区)で進め、民間の権利関係も調査する。
提供:建通新聞社
(2021/3/22)
建通新聞社 静岡支社