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日刊建設工業新聞
2021/03/22

【鳥取】新年度の事業計画を決定/動画作成や若手交流会/各資格取得支援も継続

 産官学がスクラムを組んで建設分野の担い手確保・育成を進める協議会(会長・山田和成県建設技術センター代表理事)は18日、建設業の魅力を伝える動画配信や若手交流会の開催など21年度の事業計画を決めた。
 資格取得支援では、協議会が開催した測量士補や1・2級土木、2級建築施工管理技士試験の講習受講者の合格率がアップするなど成果が表れており、21年度も継続して支援する。
 鳥取大学の「ツナガルドボク」と連携した土木講演会やインフラツアーも実施。既就労者向けでは、若手入職者の孤立を防ぐため交流会を開催する。
 また、動画配信は同協議会や建設技術センターのHPで視聴できるほか、ユーチューブなどSNSも積極的に活用する。
 産官学連携協議会は発足して4年目。会合では人材確保について、建設業協会が経営を安定化させた上での賃金アップの必要性を指摘し、県教委高校教育の担当者は普通科志向が根強いとし、新年度から専門高校に光を当てるためリーフレットを作成して早い段階から職業意識を芽生えさせる施策を示した。
 鳥大は卒業生の県内就職率が低い要因に、地元出身者が少ないと分析。測量設計業協会はコロナ禍でウェブ化を徹底して図っているとし、電子情報系の人材確保も視野に入れていると説明した。

日刊建設工業新聞