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建通新聞社
2021/03/19

【大阪】東大阪市 旧荒本仮設P土地利用可能性把握

 東大阪市は、旧荒本仮設駐車場跡地の有効活用に向けたサウンディング型市場調査を実施し、結果を公表した。市は今回の調査で、「土地利用の可能性があることを把握することができた」とし、引き続き、調査結果を参考に土地の有効活用に向けて検討を進める。
 サウンディングには建設、不動産、コンサルティングの3事業者が参加。「周辺のマンション整備が進む可能性があり、分譲マンションの需要は低い」「戸建て住宅についてはマンションと別の層を狙えるため、需要がある」「トラックターミナルなどの物流施設に阪神高速・近畿自動車道の結節点に近く、需要は高いが用途地域の規制により建設できない」「用途変更が見込めるなら延床面積1万平方bが望ましい」などの意見が寄せられた。
 対象地の所在地は、荒本西3ノ10他(地番)に位置する市有地。敷地面積は約3248平方bで用途地域は第一種住居地域。近鉄けいはんな線の荒本駅から約500b(徒歩6分)の場所に位置し、北側には築港枚岡線(国道308号)や阪神高速13号東大阪線、西側に大阪中央環状線(府道2号線)、近畿自動車道、南側に大阪枚岡奈良線(府道702号線)が通り、主要都市へ1時間程度で移動が可能など道路網が優れている。
 また、2029年の開業を目標としている大阪府モノレール延伸事業による(仮称)荒本駅の建設で、大阪国際空港への直結が可能になるなど、交通の利便性が良好となることからさらなる発展が期待されている。

提供:建通新聞社